イスラエル、オーストラリア外交官のビザ取り消し
豪はテルアビブに在イスラエル大使館を、ヨルダン川西岸のラマラに駐パレスチナ自治政府代表事務所を設置している。
とイスラエルのサール外相(Getty-Images).jpg)
イスラエルのサール(Gideon Saar)外相は18日、オーストラリア政府がパレスチナ国家の承認を決定し、イスラエル議員のビザ(査証)を取消したことを受け、パレスチナ自治政府に派遣されている豪の外交官のビザを取消したと発表した。
アルバニージー政権はネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の与党連合に所属し、パレスチナ国家の設立に反対し、占領下のヨルダン川西岸地区の併合を主張してきた議員のビザを取消した。
サール氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「駐イスラエル・豪大使に対し、パレスチナ自治区に駐在する外交官のビザを取り消したと通知した」と書いた。
豪はテルアビブに在イスラエル大使館を、ヨルダン川西岸のラマラに駐パレスチナ自治政府代表事務所を設置している。
サール氏は豪が一部のイスラエル人へのビザ発行を拒否したことは「正当化できない」と非難した。
これに対し、豪のウォン(Penny Wong)外相はイスラエルの決定を「正当化できない恣意的な対応」と非難した。
パレスチナ外務省も声明を出し、イスラエルの決定を、「国際法違反」と糾弾した。