▽エルサレムやテルアビブでも空襲警報がなり、大勢が屋内に避難した。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派が14日、イスラエルに向けて3発の弾道ミサイルを発射した。イスラエル国防軍(IDF)が明らかにした。
それによると、防空部隊が現地時間午前8時前にミサイルを撃墜したという。ケガ人や建物被害の情報はない。
IDFはこれを受け、フーシ派が支配するイエメンの3つの港に避難勧告を出し、住民に追って通知があるまで近づかないよう命じた。
イスラエルのメディアによると、エルサレムやテルアビブでも空襲警報がなり、大勢が屋内に避難したという。
IDFがイエメンの3つの港を空爆したという情報はまだない。
フーシ派は先週初め、テルアビブに向けてミサイルを発射。ベングリオン国際空港近くに着弾し、少なくとも8人が負傷した。
空襲警報から約2時間後、イスラエル国防総省の報道官は声明で、紅海に面した3つの港にいる人々に避難を命じた。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)米大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。
米中央軍(CENTCOM)は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを1000回以上空爆。フーシ派は300人近くが死亡したと報告している。
4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
トランプ氏は先週初め、フーシ派への空爆を停止すると発表。ホワイトハウスの記者団に対し、「フーシ派は紅海を航行する船舶への攻撃をやめることで合意した」と語った。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。
この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
ネタニヤフ政権は先週、パレスチナ・ガザ地区での軍事作戦を拡大する計画を承認。計画にはガザの「征服」および住民の強制移住が含まれている。