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ハマス、人質1人の遺体をイスラエルに返還、残り7人

トランプ米政権が仲介した停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
2025年2月17日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部、屋外で暖を取る住民(ロイター通信)

イスラエル首相府は4日、パレスチナ・ガザ地区から赤十字を通じて遺体を受け取ったと発表した。

イスラム組織ハマスはこれに先立ち、1人の遺体をイスラエル側に返還したと発表していた。

首相府は声明で、身元確認を行い、イスラエル軍の軍曹であることを確認したと明らかにした。

ハマスはガザ市東部郊外でパレスチナ武装勢力に拘束されていた人質の遺体を発見したと発表していた。

イスラエルはハマスと赤十字国際委員会(ICRC)のチームに対し、同地区への立ち入りを許可していた。

トランプ米政権が仲介した停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。

ハマスはこれまでに21人の遺体を返還。残り7人の捜索を続けているものとみられる。

イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。23年10月の戦争開始以降に殺害したパレスチナ人270体の遺体を引き渡した。

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