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イスラエル、2014年のガザ侵攻で死亡した兵士の遺骨受け取る

イスラム組織ハマスは2014年のガザ侵攻で死亡したイスラエル将校の遺骨を引き渡すと表明していた。
2025年5月30日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部(AP通信)

イスラエル政府は9日、10年以上前にパレスチナ・ガザ地区で死亡したイスラエル兵の遺骨をパレスチナ側から受け取ったと明らかにした。

イスラエル首相府は声明で、「赤十字がパレスチナ側から遺骨を引き取り、イスラエル軍に引き渡された」と発表した。

イスラム組織ハマスはこれに先立ち、2014年のガザ侵攻で死亡したイスラエル将校の遺骨を引き渡すと表明していた。

トランプ米政権が仲介した停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。

ハマスはこれまでに24人の遺体を返還。残り4人の捜索を続けているものとみられる。

イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。23年10月の戦争開始以降に殺害したパレスチナ人約300人の遺体を引き渡した。

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