パレスチナ武装勢力、人質1人の遺体をイスラエルに返還、残り3人
イスラエル首相府は声明で、「人質の帰還に向けた努力は継続中であり、最後の人質が戻るまで決して止まらない」と述べた。
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イスラエル政府は13日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」から人質とみられる遺体を受け取ったと明らかにした。
イスラム聖戦は赤十字に遺体を返還したという。
イスラエル軍によると、この遺体はイスラエル国内に移送され、身元確認作業を進めているという。
イスラエル首相府は声明で、「人質の帰還に向けた努力は継続中であり、最後の人質が戻るまで決して止まらない」と述べた。
これに先立ち、イスラム組織ハマスとイスラム聖戦は現地時間午後8時に人質の遺体を引き渡すと表明していた。
ハマスによると、この遺体は南部ハンユニスで収容されたという。
イスラム聖戦はハマスと協力関係にある武装勢力で、戦争の引き金となった23年10月7日の攻撃時にも人質を拘束していた。
トランプ米政権が仲介した停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに24人の遺体を返還。残り4人の捜索を続けているものとみられる。
イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。全ての遺体と引き換えに、360人の遺体をパレスチナ側に返還すると約束している。
