イスラエル軍がレバノン南部を空爆、1人死亡、事前に避難命令
イスラエル軍の報道官は現地時間午後3時にX(旧ツイッター)で3件の避難命令を発令。イスラエル国境に近い3つの集落にある建物を示す地図を添付した。
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イスラエル軍は6日、レバノン南部のヒズボラ拠点を空爆したと発表した。
イスラエル軍は事前に避難命令を発令した上で、親イラン組織ヒズボラが同地域で軍事能力の再構築を図っていると主張し、複数カ所を空爆したとしている。
レバノン保健省は声明で、1人が死亡、1人が負傷したと発表した。
イスラエル軍の報道官は現地時間午後3時にX(旧ツイッター)で3件の避難命令を発令。イスラエル国境に近い3つの集落にある建物を示す地図を添付した。
その後、さらに2件の避難命令を追加した。
イスラエルとヒズボラによる停戦協定は24年11月末に発効した。
イスラエル軍は協定発効後も首都ベイルートや南部を定期的に空爆。そのほとんどがヒズボラの戦闘員やその関連施設に対するものである。
イスラエルとヒズボラは停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が南部を管理することで合意していた。
しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。
ヒズボラはこの戦争で大打撃を受け、最高指導者のナスララ(Hassan Nasrallah)師を含む指導部のほとんどと5000人以上の戦闘員を失った。
レバノン政府は現在、米国が支援する計画に沿ってヒズボラに武装解除を求めているが、ヒズボラとその支持者はこの計画に反対。対立が深まっている。
ヒズボラは6日、停戦にコミットしているが、イスラエルに抵抗する権利は留保していると強調した。
