◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午前の時点で4万4363人、負傷者は10万5070人となっている。
2024年11月29日/パレスチナ自治区、ガザ北部ベイトラヒヤ(ロイター通信)

イスラエル軍が29日、パレスチナ・ガザ地区北部などを空爆・砲撃し、この24時間で少なくとも33人が死亡、137人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍は2カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

ガザ北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院への空爆では同院の集中治療を統括する室長が死亡した。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は29日午前の時点で4万4363人、負傷者は10万5070人となっている。

イスラエルとの60日間の停戦に合意したヒズボラの最高指導者カセム(Naim Qassem)師は29日、「神の勝利」を宣言し、「イスラエルとの戦いは終わっていない」と強調した。

レバノン停戦は3日目に入り、南部や首都ベイルートで行方不明者の捜索が続いている。レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は29日午前の時点で3961人、負傷者は1万6520人。

米イスラム関係評議会(CAIR)は29日、イスラエル軍によるガザ地区のカマル・アドワン病院への攻撃を糾弾した。

同院の集中治療を統括する室長はイスラエル軍ヘリの攻撃に巻き込まれて死亡したと伝えられている。

CAIRは国際社会に対し、イスラエルによるガザでの大量虐殺を止めるために具体的な行動をとるよう呼びかけた。

またCAIRは「バイデン政権によるイスラエル軍への軍事支援や支持表明は何世代にもわたって記憶されるだろう」と主張した。

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