▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4日午後の時点で4万5683人、負傷者は10万8611人となっている。
イスラエル軍が4日、パレスチナ・ガザ地区全域を空爆し、過去24時間で少なくとも70人が死亡、300人以上が負傷した。ガザ当局が明らかにした。
それによると、南部ハンユニスなど、全国各地で少なくとも30回空爆が確認されたという。
米国のバイデン(Joe Biden)大統領はガザで多くの市民が殺害されているという国際的な批判をはねのけ、イスラエルに80億ドル(約1兆2500億円)の武器売却を計画している。
米国務省は4日、その旨を連邦議会に通知した。
バイデン政権は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエルに179億ドル(約2兆8100億円)の軍事支援を提供してきた。
イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は米国の武器売却計画を称賛。退任間近のバイデン氏に謝意を表明した。
またカッツ氏はガザで拘束されている捕虜解放に向け、カタール・ドーハでイスラム組織ハマスとの間接交渉が再開されたことを確認した。
米国、カタール、エジプトがイスラエルとハマスの間接交渉を仲介している。
ハマスはイスラエル軍の完全撤退およびガザ市民への支援再開を要求しているが、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はハマス壊滅までガザでの活動を続けると宣言しているため、停戦が実現するかは不透明な情勢だ。
レバノンの過激派ヒズボラは4日、イスラエル軍が停戦協定を無視して攻撃を続ける中、「イスラエルの度重なる違反に対応する用意がある」と表明した。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)はイスラエルに協定を遵守するよう求めている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4日午後の時点で4万5683人、負傷者は10万8611人となっている。