◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は15日午後の時点で4万4976人、負傷者は10万6759人となっている。
イスラエル軍が15日、パレスチナ・ガザ地区の北部や中部を空爆し、この24時間で少なくとも69人が死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、イスラエル軍は北部のベイトハヌンなど、市民が避難している4つの学校を空爆したという。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはこの空爆により、同社のカメラマン1人とパレスチナ人記者2人も死亡したと報じた。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
ガザ当局によると、イスラエル軍は15日早朝、ベイトハヌンの学校を空爆・砲撃し、少なくとも43人を殺害したという。
アルジャジーラが報じた映像にはイスラエル軍の空爆で倒壊した建物の瓦礫を手作業でどかし、下敷きになった家族を探す人々の姿が映っていた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は15日午後の時点で4万4976人、負傷者は10万6759人となっている。
アルジャジーラのカメラマンとパレスチナ人記者2人が死亡したことにより、昨年10月にこの紛争が始まって以来、ガザ地区で死亡したジャーナリストは確認できているだけで196人に達した。
イスラエル軍は先週、ガザ地区の首長少なくとも5人を殺害した。