▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午後の時点で4万5361人、負傷者は10万7803人となっている。
イスラエル軍が25日、パレスチナ・ガザ地区中部ヌセイラトの難民キャンプなどを空爆し、5人のジャーナリストが死亡、30人以上が行方不明になっている。ガザ当局が明らかにした。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ヌセイラトの難民キャンプ中心部で活動していたジャーナリスト5人が25日早朝の空爆により死亡したという。
アルジャジーラは目撃者の話しとして、「5人が乗っていたバンにミサイルが着弾した」と伝えている。
ガザ当局は北部や中部などへの空爆により、過去24時間で少なくとも25人が死亡、数十人が負傷し、30人以上が行方不明になっていると報告した。
ガザ地区の気温は急降下し、イスラエルによる封鎖が続く中、南部のキャンプで3人の乳児が低体温症により死亡した。
アルジャジーラの取材に応じた医師は「多くの乳児、子供、高齢者が厳しい寒さに対応できずにいる」と語った。
それによると、低体温症とみられる症状で体調を崩す子供が急増しているという。そのほぼ全てが栄養失調状態で、1日1食、ひどい時は2日に1食で生活していた。
イスラエル軍はこの数か月間、ガザ地区への人道支援を制限し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午後の時点で4万5361人、負傷者は10万7803人となっている。
ハマスは25日、イスラエルが停戦交渉に新たな条件を設定し、停戦合意を遅らせていると非難。イスラエル政府はハマスが捕虜解放に応じず、新たな障害を作り出していると主張した。
イスラエル軍は25日午後、パレスチナのテレビ局で働くジャーナリスト5人が死亡した中部ヌセイラトへの空爆を認めた。軍はテロリストの車両を攻撃したと主張している。
アルジャジーラによると、5人はヌセイラトの病院前にバンをとめ、仮眠をとっていたところ、25日早朝に空爆の標的になったという。