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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午後の時点で4万7487人、負傷者は約11万1588人となっている。
2023年1月21日/ヨルダン川西岸地区をパトロールするイスラエル兵(Mahmoud Illean/AP通信)

イスラエル軍が1日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプを空爆し、少なくとも5人が死亡した。地元当局が明らかにした。

それによると、イスラエル軍は少なくとも3つの建物を空爆し、16歳の少年を含む5人が死亡したという。

イスラエル軍はコメントを出していない。

ガザ地区では1日、紛争で負傷した子供を含む37人のパレスチナ人が南部ラファの国境検問所を越えてエジプトに入ることを許可された。

37人は国連の支援の下、エジプト国内で治療を受ける予定だ。

イスラエル軍はヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。ジェニン難民キャンプやトゥルカレム難民キャンプなどが標的となり、先週以来、30人近くが死亡している。

イスラエルとイスラム組織ハマスは1日、停戦協定に基づき、4回目の捕虜交換を行った。

イスラエルは国内の刑務所に収容されていたパレスチナ人183人を釈放。ハマスはイスラエル国籍の捕虜3人を解放した。

ガザ停戦は1月19日に発効。それ以来、地区内でイスラエル軍の大規模攻撃は確認されていないが、散発的な発砲が何件が報告されている。

多くの市民が瓦礫の山と化した自宅に戻り、家族の遺品や使えそうな家具を探している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午後の時点で4万7487人、負傷者は約11万1588人となっている。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万人と推定されている。

イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は米国に向けて出発し、トランプ(Donald Trump)大統領と4日に会談する。両氏はガザ停戦の第2段階について話し合う予定だ。

停戦協定の概要
▽第1段階の停戦は1月19日(日)に発効。6週間続く予定。

▽ハマス側はパレスチナ人捕虜と引き換えに、33人のイスラエル人捕虜を段階的に解放する。

▽イスラエル軍は停戦の第1段階として、ガザ境界の700メートル地点まで撤退する。

▽イスラエルは終身刑250人を含む約2000人のパレスチナ人受刑者を段階的に釈放する。

▽イスラエルはガザ地区内で負傷した人々が治療を受けるために移動することを許可する。

▽イスラエルは停戦開始から7日後にガザ南部とエジプトを結ぶラファ国境検問所を開放する。

▽イスラエル軍はガザとエジプトの境界フィラデルフィ回廊からの撤退を開始し、第2段階で完全に撤退する。

▽停戦の第1段階中、毎日600台の援助トラックをガザ地区に送り、食料や医薬品などを難民キャンプなどに届ける。

▽恒久的な和平に向けた同盟国による間接協議は第1、2段階中継続される。

▽ハマスは残りのイスラエル人捕虜を第2段階以降に解放する。

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