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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午午後の時点で4万5936人、負傷者は10万9274人となっている。
2025年1月8日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部、行方不明者を探す人々(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が8日、パレスチナ・ガザ地区全域を空爆し、この24時間で少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、8日未明からの空爆で多くの建物が倒壊。北部の難民キャンプだけで40人近くの遺体が収容されたという。

米国のブリンケン(Antony Blinken)国務長官はイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議について、「合意に近づいている」という見方を示した。

一方、イスラエル軍は8日、ガザ南部ラファの地下トンネルでハマスの捕虜になっていた男性の遺体を収容したと明らかにした。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午午後の時点で4万5936人、負傷者は10万9274人となっている。

ハマスは8日、イスラエルが意図的にガザ地区に搬入する燃料の量を制限し、病院を稼働させないようにしていると主張。「パレスチナ人の命をもてあそんでいる」と非難した。

アルジャジーラによると、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区でユダヤ人入植者によるパレスチナ人への攻撃が急増している。

ヨルダン川西岸では6日、イスラエル人を乗せたバスが銃撃受け、3人が死亡、7人が負傷した。軍と警察が容疑者を追跡しているが、逮捕には至っていない。

多くの入植者がこの銃撃に怒りを表明。報復としてパレスチナ人が暮らす地域に押し入り、家のガラスを割ったり、車に火を放ったりしている。

警察によると、入植者の暴力でケガをした人は確認されていないという。

国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、23年1月~24年11月までの間に、ヨルダン川西岸だけで968人のパレスチナ人が殺害された。ガザ紛争が始まって以降の死者は835人となっている。

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