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▽治安部隊は難民キャンプ内で家族に向けて発砲し、妊娠8カ月の23歳女性と別の女性を射殺。男性1人に重傷を負わせた。
2025年2月5日/パレスチナ自治区、 ヨルダン川西岸地区、イスラエル軍の兵士(AP通信)

イスラエル軍が9日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区のヌルシャムス難民キャンプを襲撃し、女性2人を殺害した。パレスチナ当局が明らかにした。

それによると、治安部隊は難民キャンプ内で家族に向けて発砲し、妊娠8カ月の23歳女性と別の女性を射殺。男性1人に重傷を負わせたという。

イスラエル軍はヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を継続中。ジェニン難民キャンプやトゥルカレム難民キャンプなどが標的となり、先月以来、多数の死傷者が出ている。

パレスチナ通信(WAFA)はイスラエル軍が9日未明、トゥルカレム難民キャンプを急襲し、重機やブルドーザーを投入し、数十軒の家屋を破壊したと報じた。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは目撃者の話しとして、「ブルドーザーが家屋を破壊する中、近くで激しい銃撃戦が発生した」と伝えている。

パレスチナのイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」は9日、ヌルシャムスの部隊がイスラエル軍の侵入を阻止したと声明を出した。

一方、パレスチナ赤新月社は「イスラエル軍が医療チームのヌルシャムスへの立ち入りを妨害した」と非難した。

イスラエル軍は声明でヌルシャムスのテロ組織を取り締まっていると主張。この地域に夜間外出禁止令を出した。

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