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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は16日午前の時点で4万6788人、負傷者は11万453人となっている。
2025年1月16日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部の難民キャンプ(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が16日、停戦合意後もパレスチナ・ガザ地区への空爆を継続し、子供21人を含む少なくとも87人が死亡、200人近くが負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

停戦は1月19日に発効。これは停戦の第1段階であり、42日間続く予定だ。

イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ内閣は17日に停戦協定の採決を行う予定だという。

反アラブ・反パレスチナを推進する超国家主義政党「ユダヤの家」のベン・グヴィル(Itamar Ben Gvir)治安相は停戦協定が閣議決定された場合、辞任すると表明している。

ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は16日、イスラム組織ハマスがいくつかの約束を反故にしたと主張。停戦協定に関する閣議採決を先送りした。ハマスはネタニヤフ氏の主張を否定している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は16日午前の時点で4万6788人、負傷者は11万453人となっている。

<停戦協定の概要>
▽第1段階の停戦は1月19日(日)に発効。6週間続く予定。

▽ハマス側はパレスチナ人捕虜と引き換えに、この合意の第一段階で33人のイスラエル人捕虜を解放することに合意した。

▽イスラエル軍は停戦の第1段階として、ガザ境界の700メートル地点まで撤退する。

▽イスラエルは終身刑250人を含む約2000人のパレスチナ人受刑者を釈放する。

▽ハマスは33人のイスラエル人捕虜を解放する。

▽イスラエルはガザ地区内で負傷した人々が治療を受けるために移動することを許可する。

▽イスラエルは停戦開始から7日後にガザ南部とエジプトを結ぶラファ国境検問所を開放する。

▽イスラエル軍はガザとエジプトの境界フィラデルフィ回廊からの撤退を開始し、第2段階で完全に撤退する。

▽恒久的な和平に向けた同盟国による間接協議は第1、2段階中継続される。

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