◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は23日午後の時点で4万4176人、負傷者は10万4473人となっている。
イスラエル軍が23日、レバノン・ベイルート中心部の8階建てビルを空爆し、少なくとも20人が死亡、66人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。レバノン当局が明らかにした。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、このビルを含む複数の建物が崩壊し、火災も発生。救助隊やボランティアによる捜索活動が続いている。
レバノン南部ではイスラエル軍とヒズボラが地上戦を繰り広げている。
現地メディアによると、イスラエル軍とヒズボラはレバノン南部の複数の町と海岸沿いの地域で衝突し、多数の死傷者が出ているという。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスへの攻撃も継続している。
23日の空爆ではガザ全土で少なくとも38人が死亡、数十人が負傷したと伝えられている。
イスラエル軍は2カ月近くに渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
イスラエル軍はガザ北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院や中部ヌセイラトのモスクなどを空爆した。
イスラエルのテルアビブでは23日、即時停戦を求める集会が行われ、数千人がネタニヤフ政権に抗議した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は23日午後の時点で4万4176人、負傷者は10万4473人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は23日午後の時点で3670人、負傷者は1万5413人。
ヒズボラは24日未明、イスラエル北部とレバノン南部のイスラエル軍が展開する地域に向けてロケット弾を発射したと発表した。
それによると、レバノン南部で活動するイスラエル軍の戦車部隊などを狙い撃ち、死傷者も出たという。
イスラエル軍はこの攻撃に関するコメントを出していない。