◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は30日午後の時点で4万4382人、負傷者は10万5142となっている。
イスラエル軍が11月30日、パレスチナ・ガザ地区北部ジャバリアの難民キャンプを空襲し、少なくとも40人が死亡、数十人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。
ガザ南部ハンユニスでは同日、米国の慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」のスタッフ4人がイスラエル軍の標的となり、死亡した。
ガザ当局によると、WCKのスタッフ4人と食料支援を待つパレスチナ人12人がミサイルの爆発に巻き込まれ、即死したという。
イスラエル軍の30日の空爆・砲撃で死亡した人は100人を超えた。
イスラエル軍は2カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
国連は今週、ガザに閉じ込められた200万人以上が壊滅的な飢餓に直面していると警告。「人々は飢え、苦しみ、悶え、いつ餓死してもおかしくない状況に追いやられている」として、即時停戦を訴えた。
イスラエルとヒズボラ間の停戦が何とか維持される中、ガザでの停戦合意に向けた新たな努力が進んでいる。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ハマスの代表団がエジプト・カイロでイスラエルとの間接交渉を行っているという。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は30日午後の時点で4万4382人、負傷者は10万5142となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は30日午後の時点で3961人、負傷者は1万6520人。停戦は5日目を迎えた。
イスラエルの地元紙ハーレツなどによると、ヒズボラとの停戦が維持される中、イスラエル当局は国内と占領地ゴラン高原北部の国境地帯での大規模な集会や対面授業の再開を許可したという。
これにより、オープンスペースでは最大200人、体育館などの屋内では600人までの集会が可能になった。
また、適切な避難場所への速やかな移動が可能であれば、この地域の学校も対面授業を許可されるという。北部のビーチは閉鎖されたままである。