▽レバノン政府は現在、大打撃を受けた南部地域の再建や南部国境沿いの治安維持に奔走している。停戦協定は24年11月末に発効した。
.jpg)
イスラエル軍は15日、レバノン南部でドローンによる空爆を行い、親イラン組織ヒズボラのメンバーを殺害したと発表した。
国営レバノン通信はイスラエル国境に近い集落で大きな爆発が確認されたと報じている。
ヒズボラはパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエル南部に侵攻した翌日、2023年10月8日にイスラエル領内への攻撃を開始した。
イスラエル軍はレバノン国境沿いへの砲撃と空爆で応戦。その後、本格的な戦争となった。
イスラエル軍によると、このヒズボラ構成員はイスラエル国境近くで秘密裏に活動していたという。
レバノン政府は現在、大打撃を受けた南部地域の再建や南部国境沿いの治安維持に奔走している。停戦協定は24年11月末に発効した。
イスラエルとヒズボラは停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が南部を管理することで合意していた。
しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。
レバノンの軍事法廷は14日、イスラエルに機密情報を提供したとして2人に実刑判決を言い渡した。
AP通信によると、1人の被告は懲役15年、もう1人は懲役10年の実刑判決を受け、3人目の被告は証拠不十分で無罪となった。
2人は高性能の電子機器を使い、ヒズボラ本部のある首都ベイルートとその南部の広範囲でヒズボラの携帯電話ネットワークに侵入し、その情報をイスラエルに提供したとされる。