イスラエル軍 、イエメンから発射されたミサイルを撃墜
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
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イスラエル軍は22日、イエメン領内からイスラエルに向けて発射されたミサイルを撃墜したと明らかにした。
地元メディアによると、国内の複数の地域で空襲警報が鳴ったという。被害の情報はない。
イスラエル軍は前日、イエメンの港湾都市ホデイダにある親イラン武装組織フーシ派の拠点を空爆したと発表していた。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
イギリスの民間警備会社Ambreyは今月中旬、フーシ派の攻撃を受け沈没したリベリア船籍の貨物船「エタニティC」の乗組員11人の捜索を打ち切った。
エタニティCは7月7日午後、フーシ派の高速艇から発射された海上ドローンやロケット弾による攻撃を受けた。
紅海で海洋安全保障活動を展開するEUの海軍部隊アスピデスは乗組員少なくとも4人が死亡し、11人が行方不明になっていると報告。2つの民間警備会社が行方不明者を捜索していた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午後の時点で5万9029人、負傷者は14万2135人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。