◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午後の時点で4万1965人、負傷者は9万7590人となっている。
イスラエル軍がレバノン・ベイルート郊外を空爆し、少なくとも4棟の建物が全壊した。国営レバノン通信が8日に報じた。死傷者が出たかどうかは明らかになっていない。
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は8日、レバノンがパレスチナ・ガザ地区のような破壊に直面する可能性があると警告。「それが現実になるか否かはヒズボラ次第である」と述べた。
レバノン保健省によると、イスラエル軍の空爆や砲撃により、直近24時間で36人が死亡、150人が負傷したという。
イスラエル軍はガザ地区への攻撃も継続中だ。現地メディアによると、イスラエル軍はガザ北部にある3つの病院に対し、患者と医療従事者を退避させるよう命じたという。
ガザ中心部への前日の空爆では少なくとも25人のパレスチナ人が死亡した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午後の時点で4万1965人、負傷者は9万7590人となっている。
イスラエル軍はヒズボラの拠点があるベイルート南部郊外と東部ベカー渓谷への空爆を強化する一方、レバノン国境付近への地上侵攻も拡大している。
ヒズボラは劣勢に立たされながらも、イスラエル軍を迎え撃ち、ロケット弾によるイスラエル領への攻撃も続けている。
ヒズボラは8日、イスラエル北部ハイファに向けて数十発のロケット弾を発射した。
先月末に暗殺された最高指導者ナスララ(Hassan Nasrallah)師の代わりに指揮を執る副司令官は声明で、「唯一の解決策は抵抗し、粘ることだ」と宣言している。