イスラエルがパレスチナ人30人の遺体返還、ガザ停戦
イスラム組織ハマスは前日、新たに人質2人の遺体をイスラエル側に引き渡していた。
.jpg)
パレスチナ・ガザ地区の保健当局は10月31日、イスラエルがパレスチナ人30人の遺体を返還したと明らかにした。
イスラム組織ハマスは前日、新たに人質2人の遺体をイスラエル側に引き渡していた。
イスラエル軍の28日の空爆では女性や子供を含む100人以上が死亡。イスラエルは29日に停戦を再開した。
ガザ当局によると、赤十字が30人の遺体を受け取り、南部ハンユニスの病院に搬送したという。
医療従事者が遺体の身元確認を進めている。
ガザ保健省によると、今回の引き渡しによりイスラエルが返還したパレスチナ人の遺体は225体となった。一方、家族によって身元が確認されたのは75体にとどまっている。
返還された遺体が紛争中に死亡したのか、拘束中に死亡したのか、イスラエル軍が現地で回収したかは不明である。
停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに17人の遺体を返還。残り11人の捜索を続けているものとみられる。
