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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は24日午後の時点で4万7283人、負傷者は約11万1472人となっている。
2025年1月24日/パレスチナ自治区、ガザ地区、イスラム組織ハマスの戦闘員の葬儀(ロイター通信)

イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスが25日、停戦協定に基づき、2回目の捕虜交換を行う。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍の女性兵士4人が解放される予定。

イスラエルは現地時間午前10時に刑務所に収容されているパレスチナ人受刑者を解放する。1回目は90人が釈放された。

ガザ停戦は1月19日に発効。それ以来、地区内でイスラエル軍の攻撃は確認されていない。

多くの市民が瓦礫の山と化した自宅に戻り、家族の遺品や使えそうな家具を探している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は24日午後の時点で4万7283人、負傷者は約11万1472人となっている。

多くのボランティアが行方不明者の捜索を継続中だ。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になっている市民は1万~2万人と推定されている。

一方、国連はイスラエル軍によるパレスチナ・ヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプにおける対テロ作戦について、「戦争のような戦術を採用している」と非難した。

この作戦によるパレスチナ側の死者は過去5日間で14人となっている。イスラエル軍はヨルダン川西岸に拠点を置くイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」やその他過激派を一掃しようとしている。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は24日、停戦が始まって以来、ガザ地区内で少なくとも7人の子供が寒さや栄養不足で体調を崩し、亡くなったと明らかにした。

世界保健機関(WHO)は今週、ガザ地区に7万リットルの燃料を提供。地区内の病院、保健施設、難民キャンプなどに配布したとしている。

停戦協定の概要
▽第1段階の停戦は1月19日(日)に発効。6週間続く予定。

▽ハマス側はパレスチナ人捕虜と引き換えに、33人のイスラエル人捕虜を段階的に解放する。

▽イスラエル軍は停戦の第1段階として、ガザ境界の700メートル地点まで撤退する。

▽イスラエルは終身刑250人を含む約2000人のパレスチナ人受刑者を段階的に釈放する。

▽イスラエルはガザ地区内で負傷した人々が治療を受けるために移動することを許可する。

▽イスラエルは停戦開始から7日後にガザ南部とエジプトを結ぶラファ国境検問所を開放する。

▽イスラエル軍はガザとエジプトの境界フィラデルフィ回廊からの撤退を開始し、第2段階で完全に撤退する。

▽停戦の第1段階中、毎日600台の援助トラックをガザ地区に送り、食料や医薬品などを難民キャンプなどに届ける。

▽恒久的な和平に向けた同盟国による間接協議は第1、2段階中継続される。

▽ハマスは残りのイスラエル人捕虜を第2段階以降に解放する。

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