イスラエル首相「ハマスからガザ地区を解放する」全面制圧へ
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午前の時点で6万1158人、負傷者は15万1170人となっている。
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イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は8日、同国の目標はパレスチナ・ガザ地区の占領ではなく、イスラム組織ハマスからガザ地区を解放することであると表明した。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏はドイツのメルツ(Friedrich Merz)首相と電話会談を行い、その旨を説明。ガザに平和的な政府を樹立することが目標であると伝えたという。
ドイツ政府はガザを全面制圧するというイスラエルの計画に深刻な懸念を表明し、同国への武器輸出を停止すると発表していた。
ガザ紛争が始まって以来、飢餓や栄養失調で死亡したパレスチナ人の総数は200人近くに達した。
イスラエル政府は8日、ガザ全土を制圧する計画を閣議決定した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は8日午前の時点で6万1158人、負傷者は15万1170人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。