スポンサーリンク
▽24年11月末にイスラエルとヒズボラの停戦協定が発効して以来、レバノン南部から逃れた多くの住民が町や集落に戻ろうとしている。
2025年1月26日/レバノン南部を目指す人々(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍は27日、支配下に置いているレバノン南部の集落に侵入しようとしたとして、少なくとも2人を射殺した。レバノン当局が明らかにした。

24年11月末にイスラエルとヒズボラの停戦協定が発効して以来、レバノン南部から逃れた多くの住民が町や集落に戻ろうとしている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍は27日、国境沿いに設置した道路封鎖を突破したデモ隊に向けて発砲したという。

26日には少なくとも24人が死亡、130人以上が負傷している。

双方は60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連PKOが南部を管理することが合意していた。

しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。

米政府は26日、この期間を2月18日まで延長することが決まったと明らかにした。

レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)はすでにいくつかの村に展開しているが、イスラエル軍も十数の村にとどまっている。

南部の住民はイスラエル軍が撤退しないことに抗議し、国境付近で抗議デモを行っている。

イスラエル軍は暴徒が支配地域に侵入したと主張。発砲し、少なくとも2人が死亡、7人が負傷した。

イスラエル軍はヒズボラが住民を煽り、抗議デモを主導していると非難。許可なく境界線を越えた場合は発砲すると警告している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク