◎トルクメニスタンはイスラエルの宿敵イランと国境を接している。
イスラエルのコーエン(Eli Cohen)外相は20日、トルクメニスタンの首都アシガバートでセルダル(Serdar Berdymukhamedov)大統領と会談し、同国に大使館を開設すると発表した。
イスラエルの外相がトルクメニスタンを訪問したのは30年ぶり。
コーヘン氏は自身のツイッターに声明を投稿。「トルクメニスタンとの関係強化はイスラエルの安全保障と外交にプラスの影響を与えるだけでなく、この地域におけるイスラエルの地位を強化する」と書き込んだ。
トルクメニスタンはイスラエルの宿敵イランと国境を接している。アシガバートからイラン国境は25kmほどしか離れていない。
イスラエルは中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにも大使館を開設している。
トルクメニスタンは世界で最も閉鎖的な国のひとつ。膨大な天然ガス埋蔵量を誇り、中立的な外交政策を堅持している。
セルダル氏は昨年3月の大統領選で選出された。父親のベルドイムハメドフ(Gurbanguly Berdymukhamedov)前大統領は2007年から国を率い、その地位を息子に譲った後、人民評議会(上院)の議長に就任した。