▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は6日午後の時点で5万695人、負傷者は11万5338人となっている。
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イスラエル軍が6日、パレスチナ・ガザ地区南部などを空爆し、過去24時間で50人以上が死亡、200人以上が負傷した。保健当局が明らかにした。
それによると、南部ハンユニスのナセル病院近くへの空爆でジャーナリストを含む2人が死亡、少なくとも7人のジャーナリストが負傷したという。
イスラエル軍はイル・アルバラ中心部の5地区の住民に退去を命じ、攻撃を続けた。
パレスチナのジャーナリスト協会は6日、この空爆を非難。「凶悪犯罪であり、イスラエル軍は意図的にジャーナリストがいるテントを狙った」と主張した。
同協会はジャーナリスト1人と一般市民が死亡、少なくとも7人のジャーナリストが負傷し、病院に搬送されたと報告している。7人のケガの程度は不明。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は6日午後の時点で5万695人、負傷者は11万5338人となっている。
イスラエル軍が3月18日に空爆を再開して以来、1500人近くのパレスチナ人が殺害された。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。
イスラエル軍は6日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区で少年を射殺。レバノン南部でも2人を殺害した。
イスラエルは1カ月前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をイスラム組織ハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告している。
ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。
この結果、地区内のパン屋は全て閉鎖。国連は飢餓のリスクが劇的に高まっているとして、イスラエル日響封鎖を解除するよう呼びかけている。
イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。
ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。
双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。
第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定であった。
トランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使は停戦第1段階を4月20日まで延長し、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。