▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は23日午後の時点で5万21人、負傷者は11万3274人となっている。
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イスラエル軍が23日、パレスチナ・ガザ南部ハンユニスのナセル病院を空爆し、イスラム組織ハマスの幹部を含む少なくとも2人が死亡した。保健当局が明らかにした。
それによると、この空爆で政治局メンバーのイスマイル・バルフーム(Ismail Barhoum)氏が死亡したという。
ハマスはこの数時間前、イスラエル軍によるハンユニスへの別の空爆でもうひとりの幹部であるサラー・アル・バルダウィル(Salah al-Bardawil)氏が死亡したことも明らかにしていた。
バルダウィル氏はハンユニスの難民キャンプに潜伏していたとされる。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は23日午後の時点で5万21人、負傷者は11万3274人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。
米中央軍(CENTCOM)も23日、ハマスと連帯するイエメンの親イラン武装組織フーシ派への空爆を再開。首都サヌアの2地区が標的となり、地元メディアによると、少なくとも1人が死亡、15人が負傷したという。
CENTCOMは先週イエメンへの空爆を開始して以来、標的となった場所の内訳を明らかにしていない。フーシ派は最初の空爆で女性や子供を含む少なくとも53人が死亡したと報告している。
イスラエル政府はハマスがトランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使が提示した人質解放案を拒否したと非難、攻撃を正当化している。
一方、ハマスの幹部はイスラエル軍が地上侵攻を再開したにもかかわらず、「停戦交渉の扉は閉ざされていない」と強調。「署名済みの停戦合意が存在する以上、新たな合意は必要ない」と主張している。
イスラエルは2週間前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告してきた。
ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。
ハマスはイスラエルに対し、ガザ停戦を第2段階に移行するよう求めている。
イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。
ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。
双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。
第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定であった。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ハマスはウィトコフ氏が提示した案を受け入れるか検討しているという。
ウィトコフ氏は先月、停戦第1段階を4月20日まで延長し、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。