◎ガザ紛争は7日で開戦から1年を迎える。ニューヨーク、パリ、ケープタウンなど、世界各地で紛争の終結を求める集会やデモ行進が行われている。
イスラエル軍が5日夜、レバノン・ベイルート南部郊外を複数回空爆した。死傷者の情報はない。
イスラエル軍は前日、レバノン北部の難民キャンプを空爆し、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部とその家族を殺害した。
1日にイスラエルによるレバノン侵攻が始まって以来、120万人以上の市民が避難を余儀なくされ、少なくとも40万人が隣国シリアに逃れた。
イスラエル軍は5日、パレスチナ・ガザ地区中心部のモスクを爆撃し、少なくとも21人が死亡、数十人が重軽傷を負った。
一方、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはレバノン政府筋の話として、「ヒズボラの次期指導者候補とされる幹部1人と連絡が取れなくなっている」と報じた。
イスラエル軍は先月27日、ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆し、ヒズボラの首長ナスララ(Hassan Nasrallah)師らを殺害した。
ガザ紛争は7日で開戦から1年を迎える。ニューヨーク、パリ、ケープタウンなど、世界各地で紛争の終結を求める集会やデモ行進が行われている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は5日時点で4万1800人超、負傷者は10万人近くに達した。
イスラエル軍は5日、同国北部沖で「東側から」発射された2台の無人航空機(UAV)を海軍の軍艦が撃墜したと発表した。
また同軍は空軍の戦闘機が首都テルアビブ沖でも、同じく東側から発射された別のUAV1機を撃墜したとしている。
いずれも死傷者や被害は報告されていない。
イスラエル軍によるガザ中部デイル・アル・バラフのモスクへの攻撃による死者は少なくとも21人にのぼった。
アルジャジーラは目撃者の話しとして、「当時、モスクは避難者でごった返していた」と伝えている。イスラエル軍はこのモスクがハマスの指揮所として使用されていると主張している。