▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午後の時点で4万5553人、負傷者は10万8379人となっている。
イスラエル軍が1日、パレスチナ・ガザ地区南部ハンユニスの難民キャンプを空爆し、少なくとも10人が死亡した。ガザ当局が明らかにした。
それによると、イスラエル軍は「安全地帯」と宣言した難民キャンプを予告なしで空爆したという。
イスラエル軍は北部ジャバリアやガザ市の複数の建物も空爆。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは過去24時間の空爆で少なくとも30人が死亡、100人以上が負傷したと報じている。
ガザ地区の気温は寒冷前線の影響で急降下し、雨、寒さ、食料不足が人道危機を悪化させている。
イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は1日、イスラム組織ハマスがイスラエルへの攻撃を止めず、ガザに拘束されている捕虜を解放しない場合、「誰も見たことのない恐ろしい結果に直面する」と警告した。
ガザ当局によると、市内で8人目の乳児が低体温症により死亡したという。
イスラエル軍は昨年末、北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院を制圧。酸素吸入や保育器を必要とする赤ん坊を含む400人近い患者が退避を余儀なくされた。
イスラエル軍はガザ全域を支配下に置き、人道支援物資の搬入を制限。ハマスの拠点や施設を爆撃しつつ、兵糧攻めで市民を追い詰めている。
国際社会はイスラエルによる兵糧攻めが国連のジェノサイド条約におけるジェノサイドの定義に合致すると非難し、即時停戦を呼びかけてきた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午後の時点で4万5553人、負傷者は10万8379人となっている。
イスラエルのテルアビブでは1日、ハマスに捕らわれた捕虜の家族が抗議デモを行った。