◎ガザ紛争はジャーナリストやメディア関係者にとっても、世界で最も厳しく致命的なものとなっている。
パレスチナ自治区、ガザ市、イスラエル軍の空爆を受けた建物の残骸(Getty-Images)

イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への砲撃を強化し、過去24時間で5人のジャーナリストが死亡した。現地メディアが6日に報じた。

それによると、イスラエル軍の空爆と砲撃により、ガザ中心部の難民キャンプで3人、ガザ市で2人のジャーナリストが死亡したという。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「現地で子供を取材していたジャーナリスト2人を含む5人だけでなく、別の地域でも民間人少なくとも10人が死亡した」と伝えている。

亡くなったジャーナリスト5人のうち少なくとも1人は5日午後の戦闘に巻き込まれたと伝えられている。アルジャジーラによると、イスラエル軍はハマスの拠点のひとつとされる民家を急襲したという。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万8000人を超え、今も増え続けている。負傷者は9万人近くに達し、その多くが適切な治療を受けられずにいる。

この紛争はジャーナリストやメディア関係者にとっても、世界で最も厳しく致命的なものとなっている。

米ニューヨークに拠点を置く国際報道NPO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、この紛争に巻き込まれて死亡したジャーナリストは5日時点で108人に達したという。

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