◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は22日午後の時点で4万5259人、負傷者は10万7627人となっている。
イスラエル軍が22日、パレスチナ・ガザ地区南部ハンユニスの避難民キャンプを空爆し、少なくとも7人が死亡、数十人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。
それによると、多くのテントが焼失し、数百人が厳しい寒さの中、屋外で夜を明かしたという。
イスラエル軍は以前、このキャンプを「安全地帯」に指定し、避難を促していた。
ガザ当局によると、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷し、各地で行方不明者の捜索が続いているという。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は22日、イスラエル軍が過去24時間で避難所として利用されている学校や病院を立て続けに標的にしたと非難。「戦争犯罪が常態化している」と嘆いた。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院には酸素吸入や保育器を必要とする赤ん坊を含め、400人近い患者が院内で身動きが取れなくなっているという。
イスラエル軍は22日、カマル・アドワン病院と周辺エリアに再度退避命令を出し、攻撃を開始した。
同院の医師はアルジャジーラの取材に対し、「赤ん坊を含む400人近い患者をどこに移せというのか...」と語った。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は22日午後の時点で4万5259人、負傷者は10万7627人となっている。
レバノンでは22日、イスラエル軍が先月締結したヒズボラとの停戦協定を無視して大規模な空爆を行ったとみられる。国営レバノン通信は首都ベイルート近郊や南部で爆発が確認されたと報じているが、死傷者の情報はない。