◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3日午後の時点で4万4502人、負傷者は10万5454人となっている。
イスラエル軍が3日、パレスチナ・ガザ北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院などを空爆し、直近24時間で少なくとも36人が死亡、96人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。
それによると、イスラエル軍はベイトラヒヤのカマル・アドワン病院や数百人が身を寄せる学校などを空爆・砲撃したという。
国連は3日、イスラエルのガザ封鎖により、北部の物資が尽き、数十万人が飢え、多くの命が危険にさらされていると警告した。
イスラエル軍は2カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
国連はガザ地区全体で食料の入手が難しくなっていると指摘。双方に武器を置き、手元にある全資源を避難者の支援に充てるよう懇願した。
一方、イスラエル軍はヒズボラとの停戦協定を無視してレバノン南部への攻撃を再開。少なくとも12人が死亡した。
イスラエル軍による度重なる違反行為にもかかわらず、協定は何とか維持されている。停戦は8日目を迎えたが、いつ破綻してもおかしくない状況だ。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3日午後の時点で4万4502人、負傷者は10万5454人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は3日午前の時点で約4000人、負傷者は約1万7000人。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のカタール代表は3日、イスラエルによる国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への全ての「嫌がらせ」を拒絶すると表明した。
UNRWAは2日前、治安上の懸念から、イスラエルとガザ地区を結ぶケレム・シャローム検問所での援助物資の搬入を一時停止していると明らかにしていた。
イスラエル議会はUNRWAの国内での活動を禁止する準備を進めている。