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イスラエル軍、ガザ地区の複数カ所を空爆、ハマス幹部ら10人死亡

ガザ地区では昨年10月に停戦が発効して以降も断続的に衝突が続き、地元保健当局によると、停戦後の死者数は400人以上、その中にはイスラエル兵3人も含まれている。
2025年8月18日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部の避難所(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍が15日、パレスチナ・ガザ地区を空爆し、少なくとも10人が死亡した。地元の保険当局が明らかにした。それによると、死者の中にはイスラム組織ハマスの幹部、ハマスの戦闘員、さらにイスラム聖戦の高官とされる人物も含まれているという。ガザ地区内の複数の地点が標的になったとされる。

地元住民や医療関係者の話では、イスラム聖戦の重鎮とされる人物が中部ヌセイラトで死亡。ガザ市ではハマスの戦闘員が死亡したとされる。また、ハマスの情報筋は中部デイル・アル・バラフにおいてハマスの地方指揮官が早朝の空爆で殺害されたと報告した。死亡した10人の中には16歳の少年も含まれているという。

イスラエル国防軍(IDF)は当該攻撃についてコメントを出しておらず、具体的な攻撃理由や標的に関する公式の説明もない。

ハマスは今回の空爆を強く非難。イスラエルが昨年10月に結ばれた停戦合意を破り、ガザ地区での緊張を再燃させようとしていると声明を発表した。ただし、死亡したとされる幹部の役割には言及しなかった。

この攻撃は米国が前日に停戦合意の第2段階の開始を発表した直後に行われた。米政府は停戦合意の履行を推進しているが、イスラエルとハマス双方が互いに停戦違反を主張し、合意の完全な履行には依然として大きな隔たりがある。

ガザ地区では昨年10月に停戦が発効して以降も断続的に衝突が続き、地元保健当局によると、停戦後の死者数は400人以上、その中にはイスラエル兵3人も含まれている。ガザ地区の大部分は破壊され、多数の市民が屋外で避難生活を余儀なくされている。国連児童基金(ユニセフ)は停戦後に100人以上の子どもが死亡したと報告しており、その多くはドローンによる攻撃の犠牲者としている。

イスラエルは2023年10月のハマスによる先制攻撃を受け、その後の軍事作戦でガザ全域を対象とする強力な空爆・地上進攻を続けた。この紛争でガザ地区の大部分が壊滅し、8万人以上が死亡、18万人近くが負傷した。停戦合意が成立してもなお緊張は続き、攻撃と報復が繰り返される状況となっている。

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