イスラエル、ガザ側から新たな遺体を受け取ったと発表、残り3人
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午前の時点で6万9775人、負傷者は17万863人となっている。
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イスラエル政府は25日、パレスチナの武装勢力が赤十字に引き渡した遺体を受け取ったと発表した。
それによると、専門家が身元の確認を進めているという。
ガザ地区のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」は中部ヌセイラトの難民キャンプで遺骨を発見したと発表していた。
赤十字に引き渡されたのはこの遺骨とみられる。
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協定は10月10日に発効。ハマスは合意・第一段階に基づき、生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは期限内に間に合わなかった。
ハマスはこれまでに25人の遺体を返還。残り3人(イスラエル人2人とタイ人男性1人)の捜索を続けているものとみられる。
イスラエルは返還の見返りとしてパレスチナ人受刑者・戦時拘束者約2000人を釈放。全ての遺体と引き換えに、360人の遺体をパレスチナ側に返還すると約束している。
イスラエル軍はハマス側が停戦協定に違反したとして、定期的にガザ市内を空爆。この2カ月間で300人以上が死亡した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は25日午前の時点で6万9775人、負傷者は17万863人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万4000~1万5000人と推定されている。
