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▽ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、イラクとシリアで活動を活発化させ、多数の死傷者が出ている。
イラクとシリアの国境、イスラム国(ISIS)の戦闘員(Getty Images)

イラクスダニ(Mohammed al-Sudani)首相は14日、同国とシリアで活動するイスラム国(ISIS)の指導者が殺害されたと明らかにした。

それによると、治安部隊は米国主導の連合軍の支援を受け、ISISの指導者とされる男を殺害したという。

スダニ氏はこの男を「世界を脅かすテロリストの1人」と評した。

ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、イラクとシリアで活動を活発化させ、多数の死傷者が出ている。

その思想は中東、欧米、アジアに拡大。多くの国がテロ対策を強化するなど、対応に追われている。

ISISの元最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)はカリフ制国家が崩壊した2019年、シリア北西部の米軍特殊部隊による攻撃で死亡した。

CENTCOM(中央軍)は昨年7月、ISISは数年間の能力低下の後、再結成を試みていると述べていた。

ISISは2024年上半期にイラクとシリアで153件のテロ攻撃を実施したと主張している。

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