▽ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、イラクとシリアで活動を活発化させ、多くの死傷者が出ている。
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イスラム教スンニ派の過激派組織イスラム国(ISIS)は28日、シリア東部デイル・エズゾルでクルド人戦闘員5人を殺害したと発表した。
米政府の支援を受けるクルド人自治区の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」の報道官はロイター通信の取材に対し、この襲撃で5人が死亡したことを確認した。
デイル・エズゾルは2014年にISISの支配下に置かれたが、2017年にシリア軍が奪取した。
ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、イラクとシリアで活動を活発化させ、多くの死傷者が出ている。
ISISの元最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)は2014年に両国の4分の1を支配するカリフ制を宣言したが、2019年にシリア北西部の米軍特殊部隊による攻撃で死亡した。
シリア暫定政府は先月、SDFと国家機関を統合することで合意した。
SDFは2015年以来、シリア北部のクルド人自治区を統治している。