◎イスラム国(ISIS)の残党は2019年の敗北以来、シリアの辺境地帯やイラクの砂漠に身を潜め、新たな戦闘員をリクルートし、今も攻撃を続けている。
イスラム国(ISIS)の戦闘員がシリア軍の兵舎を襲撃し、兵士9人を殺害した。イギリスのNGOシリア人権監視団が14日、明らかにした。
それによると、ISISは中部の町の外れにある軍兵舎を12日に襲撃。多くの兵士が武器を置いて逃亡したという。
ISISを支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信が犯行声明を掲載した。
シリア東部の砂漠地帯ではイラン政府の支援を受ける民兵とシリア軍との間で戦闘が激化。多くの死傷者が出ているという情報がある。
シリア人権監視団によると、ISISは今年、シリア国内で少なくとも41回攻撃を決行したという。
ISISの残党は2019年の敗北以来、シリアの辺境地帯やイラクの砂漠に身を潜め、新たな戦闘員をリクルートし、今も攻撃を続けている。
シリア北東部に駐留する米兵約900人はクルド人主導の民兵を支援し、残存するISISに対して数多くの空爆を実施してきた。