◎事件は17日未明に発生。スペイン人3人とアフガン人3人の計6人が死亡、7人が負傷し、事件に関与したとされる7人が逮捕された。
イスラム国の戦闘員(Getty Images)

アフガニスタン中部バーミヤン州で先週発生した銃乱射事件について、イスラム国(ISIS)が19日遅くに犯行声明を出した。

事件は17日未明に発生。スペイン人3人とアフガン人3人の計6人が死亡、7人が負傷し、事件に関与したとされる7人が逮捕された。

ISISを支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信は19日遅くに声明を掲載。「ジハード戦士が観光客とガイドを乗せたバスを破壊した」と主張した。

またISISは「これはEUの市民がどこにいても標的になることを示すものであり、最高指導者の指示に基づく聖なる攻撃である」と述べた。

タリバン暫定政権の報道官は死傷した外国人の国籍に言及していないが、スペイン外務省は「3人のスペイン人がこの攻撃で死亡し、もう1人が負傷した」と明らかにしている。

AP通信はバーミヤン州当局者の話しとして、「死傷した7人の外国人はスペイン、ノルウェー、オーストラリア、ラトビア国籍であった」と伝えている。

バーミヤン州は4~6世紀にかけて崖に造られた古代遺跡群でよく知られている。その一部は2001年に国際テロ組織アルカイダの働きかけにより、破壊された。

一方、南部の都市カンダハルでは20日、市中心部の道路で手榴弾が爆発し、民間人少なくとも1人が死亡、3人が負傷した。

現地メディアによると、覆面をした男がカンダハル空港に続く道路近くに手榴弾を投げ込んだという。は高声明を出した組織は確認されていない。

アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

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