イラク首都の農務省庁舎で銃撃戦、警察官1人死亡、14人逮捕

銃撃戦はバグダッド中心部の地区で発生。人民動員隊(PMF)の戦闘員たちが農業省の建物に突入した。
イラク、首都バグダッドの治安部隊(Getty Images)

イラクの首都バグダッドで27日、警察とイラン派グループを含む政府公認の準軍事組織との間で銃撃戦が発生し、少なくとも1人の警察官が死亡し、14人の戦闘員が逮捕された。内務省が明らかにした。

それによると、銃撃戦はバグダッド中心部の地区で発生。人民動員隊(PMF)の戦闘員たちが農業省の建物に突入したという。

この建物では局長の就任式が行われていた。

PMFはシーア派の準軍事組織の連合体で、国家治安部隊に正式に統合されており、この中にはイランと連帯する複数のグループが含まれている。

内務省によると、PMFの戦闘員は就任式中に建物に突入し、職員が警察に通報した。

事件を目撃した職員は地元テレビ局の取材に対し、「PMFの戦闘員は新局長の就任を妨害しようとした」と語った。

地元メディアによると、スダニ(Mohammed al-Sudani)首相は関係閣僚にこの事件を調査する委員会を立ち上げるよう命じたという。

逮捕された14人はイランと連帯するイスラム教シーア派武装組織カタイブ・ヒズボラの戦闘員とみられる。

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