イラクモール火災、州知事が辞任、防火対策に不備か、63人死亡
この火事は16日遅くに発生し、63人が死亡した。モールは5階建てで、1週間前にオープンしたばかりであった。
-2.jpg)
イラク・ワシト州の知事が先週のショッピングモール火災の責任を問われ、辞任した。同州知事室が23日、明らかにした。
この火事は16日遅くに発生し、63人が死亡した。モールは5階建てで、1週間前にオープンしたばかりであった。
出火原因は明らかになっていないが、多くの市民が安全対策の不備が悲劇につながったと主張している。
知事は安全対策に不備があるモールの建築を許可したという批判に直面し、辞任。州議会が後任を選出した。
被害者の遺族たちは知事の解任と、過失の責任者を追及するよう要求。行政の腐敗と監督体制の甘さが原因であると主張している。
連邦議会はスダニ(Mohammed al-Sudani)首相に対し、知事の解任を求める書簡を提出。スダニ氏は22日の閣議で知事を調査の対象に加えることを決定した。
知事は以前、モールの所有者が建築基準法を無視し、防火対策を実施せず、必要な許可を申請していなかったと述べていた。
ワシト州議会は17日、建物の安全検査を実施するための委員会を立ち上げ、調査が完了するまでこのモールの建設許可を出した市長と労働安全局長を停職処分にすることを決議した。
地元メディアによると、モールの所有者とその家族も火災に巻き込まれて死亡したという。