イラクとトルコ、水インフラ事業で合意
イラク政府は水インフラプロジェクト委員会を設置し、トルコ企業から入札を募る。プロジェクトの支払いはトルコ向けイラク産石油販売収入で賄われるという。
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イラクは2日、トルコ企業による水インフラ事業を実施するための資金を石油販売収入で賄う合意をトルコ政府と締結した。
イラク首相府は声明で、「両国が昨年締結した水協力協定の実施メカニズムに関する合意書に署名した」と発表。メカニズムの詳細については明らかにしなかった。
イラク政府は水インフラプロジェクト委員会を設置し、トルコ企業から入札を募る。プロジェクトの支払いはトルコ向けイラク産石油販売収入で賄われるという。
本協定に基づく初期プロジェクトには、雨水貯留ダム3件と土地改良事業3件が含まれる見込みだ。
当初の水資源基本協定は、トルコ大統領がバグダッドを訪問した2024年4月に調印された。これは長年緊張状態にあった両国関係が新たな段階へ移行したことを示すものであった。
イラクの水資源の約70%が近隣諸国、チグリス川とユーフラテス川を経由して流れている。どちらもトルコ経由だ。
