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▽小麦やその他食糧の輸入は欧米諸国の制裁対象ではないが、アサド政権崩壊以来、貿易取引が停滞していた。
麦畑(Getty Images)

イラクが22万トンの小麦をシリア出荷する。国営シリア・アラブ通信(SANA)が25日に報じた。

それによると、第一陣がすでに南部デイル・エズゾルに到着したという。

シリアは3月25日に報告された入札で約10万トンの小麦を購入。これは昨年末にアサド政権が崩壊して以来、初の小麦入札と考えられている。

小麦やその他食糧の輸入は欧米諸国の制裁対象ではないが、政権崩壊以来、貿易取引が停滞していた。

内戦下のシリアは国内で消費する食料の大半を輸入に頼っている。

各国は貿易取引に課題があるとして、シリアへの輸出を控えている。

アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

アサド政権崩壊後、シリアへの小麦輸出は停止した。

第一陣の小麦を積んだ貨物船は北西部ラタキア港に到着。その後、小麦は陸路でデイル・エズゾルに輸送された。

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