◎イスラエルとパレスチナ・ガザ地区を実効するイスラム組織ハマスの紛争が始まって以来、複数のイスラム抵抗勢力が欧米諸国への攻撃を示唆している。
イラク、首都バグダッド郊外、イスラム過激派に対する米軍のドローン空爆(Getty Images)

イラク西部の米軍基地に向けて発射されたドローン2機が撃墜された。米主要メディアが18日に報じた。

それによると、このドローンはイランの支援を受けるイスラム抵抗勢力が放ったものとみられる。負傷者は報告されていない。

AP通信は米国防当局者の話しとして、「最初のドローン攻撃から数時間後、民兵組織が別の基地にドローン攻撃を仕掛けた」と伝えている。この攻撃でも負傷者は出なかったようだ。

イラクのイスラム勢力はその後声明を発表。ドローン攻撃に関与したと主張し、「これは米国の占領に対するさらなる作戦の始まりに過ぎない」と警告した。

イスラエルとパレスチナ・ガザ地区を実効するイスラム組織ハマスの紛争が始まって以来、複数のイスラム抵抗勢力が欧米諸国への攻撃を示唆している。

イスラエルの隣国レバノンを統治するイスラム教シーア派組織ヒズボラはここ数日、イスラエル国境付近で小規模な攻撃を繰り返している。

イラクで活動する民兵は米国のイスラエル支援をめぐって米軍基地を攻撃すると脅しているようだ。

イラクの民兵は17日に発生したガザ病院爆発を受け、声明を発表。「大惨事の責任は米国のイスラエル支援にある」と非難し、イラク政府に駐留米軍を追い払う要求した。

ハマスはイスラエル軍が病院を空爆したと主張しているが、イスラエルはガザ地区に拠点を置くイスラム過激派「イスラム聖戦」によるロケットの誤爆と反論している。

ホワイトハウスは18日、その責任の所在について、「現時点でイスラエルによるものではないという証拠を確認している」と明らかにした

イラク民兵は声明でこう述べている。「この邪悪な連中は我が国から出ていかなければならない。さもなければ、来世の前に現世で地獄の業火を味わうことになる」

AP通信は米当局者の話しを引用し、イラク西部の米軍基地への攻撃が事実であることを確認した。

イラク政府および在イラク・米国大使館はコメントを出していない。

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