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イラク北部クルド地域のガス田が生産再開、ドローン攻撃で火災発生

このガス田は26日夜に何者かのドローン攻撃を受け、貯蔵タンクが爆発・火災に見舞われた。
イラクのガス田(Getty Images)

イラク北部クルド地域のガス田が攻撃を受けた事件について、当局は29日、段階的にガスおよびLPG(液化石油ガス)の出荷・供給が再開されたと明らかにした。

このガス田は26日夜に何者かのドローン攻撃を受け、貯蔵タンクが爆発・火災に見舞われた。

これによりガスの供給が停止し、域内の複数の発電所へのガス供給も断たれた。結果、アルビルやスレイマニヤを含む複数の地域で大規模な停電が発生した。

運営会社と現地の天然資源・電力を管轄する政府機関は火災鎮圧と被害評価のため生産を即時停止。死傷者は出なかったとしている。

現地メディアによると、29日午前から複数の輸送タンクローリーが施設から出発したという。関係者はその後、生産・供給の回復を認めた。

クルド当局は供給再開にあたって、安全点検と復旧作業が継続中であると説明。全面的な電力供給の復旧については、ガス供給が安定次第との見通しを示した。

だが、その時期については明確な期限は示されていない。攻撃後は約5時間/日という厳しい供給制限が敷かれており、通常の電力体制に戻るには数日を要する可能性があるという。

このガス田は同地域における最重要エネルギー供給源のひとつであり、過去にもドローンやロケット弾による襲撃を受けたことがある。

今回の攻撃はエネルギーインフラの安全性と地域の安定に対する深刻な懸念を改めて浮き彫りにした。

攻撃を受け、現地当局は捜査を開始。責任者はまだ特定されておらず、犯行声明も出ていない。無差別かつ破壊力の高い攻撃が地域の経済および市民生活の基盤を揺るがすだけに、責任の究明とインフラ保護の強化が急務となっている。

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