◎当局者は12日未明の声明で、南東部の都市ナーシリーヤにあるアルフセイン教育病院で火災が発生し、少なくとも50人の死亡を確認したと述べた。
イラクの現地メディアによると、南東部の都市ナーシリーヤにあるコロナウイルス隔離病棟で11日遅くに火災が発生し、少なくとも50人が死亡、数十人が負傷したという。
当局者は12日未明の声明で、ナーシリーヤのアルフセイン教育病院で火災が発生し、少なくとも50人の死亡を確認したと述べた。また、複数名が重篤な状態で搬送されたため、犠牲者はさらに可能性があるという。
火災の原因は明らかにされていないが、一部の地元メディアは病棟内の酸素ボンベが爆発したと報じた。
ムスタファ・アル=カーズィミー首相は12日、当局に病院長の身柄を確保するよう命じた。
議会のモハメッド・アル・ハルブシ議長は、「この火災は国民の命を守ることができなかったという明確な証拠であり、コロナ関連の壊滅的な失敗に終止符を打つ時がきた」と投稿した。
ロイター通信は、アルフセイン病院の周辺に入院患者の家族と思われる人々や関係者が集まり、警察と激しく衝突したと報じた。
AP通信の取材に応じた病院関係者によると、このコロナ病棟は3カ月前に開設されたばかりで、患者を最大70人収容することができたという。
保健当局は、「病棟内には少なくとも63人のコロナ患者が入院していた」と明らかにした。
一方、防衛部のハリド・ボハン少将は記者団に対し、「建物には可燃性の材料が使われており、燃えやすかった」と述べた。地元メディアによると、当局は火災に至った原因を含む病棟のあらゆる情報を集めているという。
病院の警備員を務めていた男性はロイター通信に、「病棟内で大爆発が発生し、直後に火災が発生した」と述べた。
イラクでは今年4月、首都バクダッドのイブンアルカティーブ病院で酸素ボンベが爆発し、少なくとも82人が死亡した。この事件後、イラクの病院では広範囲にわたる体系的な管理ミスが放置されていたことが明らかになり、医療関係者は特に、酸素ボンベの取り扱いに関する緩い安全規則を非難していた。
イラクの7月12日の新規陽性者数は初めて9,000件を超えたが、死亡者は50人以下を何とか維持している。累計感染者数は約144万件、累計死亡者数は17,592人、少なくとも1回ワクチンを接種した人の割合は人口の2%未満。
<接種数/少なくとも1回接種した人の割合(全人口)/7月12日時点>
アメリカ:3億3,400万回/55%
イギリス:8,100万回/68%
ドイツ:8,200万回/58%
イタリア:5,800万回/59%
フランス:5,900万回/52%
カナダ:4,300万回/69%
日本:6,000万回/30%
イラク:110万回/2%
中国:13億8,000万回/46~51%(推定)
インド:3億7,700万回/22%
イスラエル:1,100万回/66%
世界:34億4,000万回/25%
アジア:21億5,000万回/25%
北米:4億5,500万回/44%
ヨーロッパ:5億5,800万回/44%
EU:4億300万回/54%
南米:2億1,000万回/35%
アフリカ大陸:5,500万回/3%