20歳男性が露店の取り壊しに抗議し焼身自殺 イラン
男性は市職員が家族の露店を取り壊そうとしたことに抗議し、焼身自殺を図ったという。
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イラン南西部フゼスタン州で20歳の男性が焼身自殺し、複数の市職員が逮捕された。国営イラン通信(IRNA)が12日に報じた。
それによると、男性は市職員が家族の露店を取り壊そうとしたことに抗議し、焼身自殺を図ったという。
ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は当局に調査を指示。その後、露店の撤去を指示したとされる責任者と首長が逮捕され、他の市職員4人が解雇された。
IRNAによると、さらに3人の逮捕状が発行されたという。
男性は4日に焼身自殺を図り、11日に亡くなった。
IRNAによると、市当局は男性家族の唯一の収入源である露店を取り壊そうとした。男性はこれに抗議し、身体に火をつけたという。
市当局は当初、この撤去を「裁判所の認可を得た立ち退き」と説明。「強制的な行動は一切取っていない」と発表していた。
しかし、ペゼシュキアン氏は11日、内務省に特別調査を命じ、男性の遺族に哀悼の意を表した。
