◎ハメネイ師は約5年ぶりに金曜礼拝に姿を見せ、ミサイル攻撃をイラン軍による輝かしい功績と呼んだ。
イランの最高指導者ハメネイ師(ロイター通信)

イラン最高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師がイスラエルへのミサイル攻撃を称賛し、必要であれば再び行う用意があると表明した。国営イラン通信(IRNA)が4日に報じた。

ハメネイ師は約5年ぶりに金曜礼拝に姿を見せ、ミサイル攻撃をイラン軍による輝かしい仕事と呼んだ。

イランは1日、イスラエルに向けて約180発近くのミサイルを発射。イスラエル軍はそのほとんどを撃墜したとしている。死傷者の報告はない。

米政府は地中海東部に展開している空母打撃群がイスラエルの防衛を支援したと報告している。

ハメネイ師は首都テヘランのモスクで数千人を前にした約40分間演説。今回のミサイル攻撃は1年前に始まったガザ紛争におけるパレスチナ人民の権利を行使した正当な行為であると強調した。

またハメネイ師は「このミサイル攻撃は国際法、国内法、イスラム教の信条に鑑み、実行された」と述べた。

さらにアフガニスタン、イエメン、イラン、ガザ、レバノンの市民に対し、イスラエルに対して行動を起こすよう促したうえで、イスラエルに殺害された人々を称賛した。

そして、「イスラエルがイランに攻撃を仕掛けた場合、前回を上回る、より強力な行動に出る用意がある」と警告した。

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