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▽トランプ米大統領は15日、フーシ派に対する軍事作戦を開始したと発表した。
2025年3月15日/米ワシントンDCホワイトハウス、イエメン・フーシ派への空爆報告を待つトランプ大統領(White House)

イラン革命防衛隊(IRGC)のサラミ(Hossein Salami)司令官は16日、米国が親イラン武装組織フーシ派への攻撃を開始したことを受け、「イランが攻撃を受けた場合、壊滅的な対応をとる可能性がある」と警告した。

サラミ氏は演説でイランがフーシ派を支援しているというトランプ米政権の主張を否定。自国に対するいかなる脅威に対しても、壊滅的な対応を取ると強調した。

またサラミ氏はイランの安全保障が脅かされていると示唆し、米国を念頭に「自国が攻撃を受けた場合、断固とした措置を取る」と警告した。

トランプ(Donald Trump)米大統領は15日、フーシ派に対する軍事作戦を開始したと発表した。

フーシ派は今週、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開する計画を発表していた。

イエメン西部の大部分を支配するフーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

トランプ氏はSNSへの投稿でこう強調した。「フーシ派による米艦船への攻撃は許されない。目的を達成するまで、圧倒的な殺傷力を行使する」

フーシ派は16日、米空母ハリー・S・トルーマンを標的とした報復攻撃を実施し、18発の弾道ミサイルと巡航ミサイル、ドローンを発射したと主張した。

またフーシ派は、「わが国への侵略に対抗して、紅海とアラビア海にいるすべての米戦艦を標的にすることをためらわない」と述べた。

この攻撃が空母に到達したかどうか、あるいは何らかの損害を与えたかどうかは明らかになっていない。

イエメンの保健当局によると、米軍の空爆で少なくとも31人が死亡、101人が負傷したという。負傷者の多くは子供と女性とされる。

ウォルツ(Mike Waltz)国家安全保障担当補佐官は16日、ABCニュースのインタビューでイエメンの空爆に言及。「複数のフーシ指導者を倒した」と語った。

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