◎イランは西側寄りの映画や芸能活動をする個人を取り締まりの対象とし、恣意的に逮捕・起訴することがある。
2022年5月25日/フランス、第75回カンヌ国際映画祭、イランの女優タラネ・アリドゥスティさん(Daniel Cole/AP通信)

世界中の映画製作者や映画祭主催者がイラン当局に対し、2人のイラン人映画監督に対する渡航禁止令を解除するよう要請した。現地メディアが20日に報じた。

マリヤム・モガッダム(Maryam Moghadam)さんとベタシュ・サナイハ(Bhetash Sanaeeha)さんは新作映画「My Favorite Cake(原題)』のポストプロダクションのため9月にパリに行く予定だったが、当局にパスポートを没収され、出国禁止を命じられた。

2人は2020年に製作した「白い牛のバラッド(原題:Ballad of a White Cow)」で国際的な評価を獲得。ベルリン国際映画祭で観客賞などを受賞した。

イランは西側寄りの映画や芸能活動をする個人を取り締まりの対象とし、恣意的に逮捕・起訴することがある。

同国はPEN America(非営利団体)の執筆の自由度ランキングにおいて、作家を投獄する国トップ10で2位にランクされた。

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