◎イラン指導部はメディアの報道の自由を厳しく制限してきた。
イラン、首都テヘランの露店(Getty Images)

イランペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領を揶揄した新聞社が刑事責任を問われる可能性がある。現地メディアが17日に報じた。

それによると、改革派の新聞社「Ham Mihan」はペゼシュキアン氏がインターネット規制を解除するのを待つには「ヨブ(旧約聖書の人物)のような忍耐が必要だ」と書いたという。

イラン指導部はメディアの報道の自由を厳しく制限してきた。

7月に就任したペゼシュキアン氏はヒジャブ(イスラム教のヴェール)を着用しない女性の取り締まりを緩和し、西側との関係改善を約束している。

国営イラン通信(IRNA)は17日、検察当局がこの新聞社を告発したと報じた。同社がどのような罰を受けるかは明らかになっていない。過去には指導部を揶揄した新聞社が休刊を命じられたことがある。

同社が16日に掲載した漫画には大統領府の報道官が登場。大衆は報道官にこう問いかけている。「このフィルタリング(インターネット検閲)は解除されていないのですか?」

報道官はこう答えている。「もう少しの辛抱だ、必ず解決する」

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