◎国際社会はガザ紛争とイスラエルによるレバノン侵攻がイランを巻き込む戦争に発展することを恐れている。
イランの高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師は2日、イスラエルによるイランとその同盟国への攻撃をめぐり、さらなる報復を示唆した。
ハメネイ師は国営イラン通信(IRNA)が報じた演説で、「イスラエルであれ、米国であれば、敵はイラン国家とイラン国民、そして我々の同盟国である抵抗戦線に行っていることに対して、間違いなく破砕的な反撃を受けるだろう」と語った。
イランは先月26日、イスラエルの軍事基地にミサイル攻撃を仕掛けた。イスラエルはこの攻撃で兵士5人が死亡したと報告している。
国際社会はガザ紛争とイスラエルによるレバノン侵攻がイランを巻き込む戦争に発展することを恐れている。11月5日に行われる米大統領選もこの地域の紛争に影響を与える可能性がある。
ハメネイ師は攻撃の時期や範囲について詳しくは語らなかった。
米軍は中東全域の基地で活動しており、イスラエルに迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を配備している。
米国防総省のライダー(Pat Ryder)報道官は2日、イランとその同盟国を抑止するために駆逐艦、戦闘機部隊、タンカー、B52爆撃機をこの地域に追加派遣すると明らかにした。
米軍は紅海に空母打撃群を派遣している。